Plants,Plan,Plus+ ~付加価値を与える園芸~
生産者の想い
園芸を趣味や娯楽として興じるのは若年層が少ない傾向にあり、また、関心を持ちやすいのは男性より女性が多い印象があります。世の中は沢山の娯楽に溢れており、その中で園芸を趣味としている人はほんの一握りです。老若男女問わず、園芸を少しでも多くの人に気軽に始めてもらうため、インターネットサービスやSNSを通じて、園芸にあまり関心のない人たちへのアプローチや、スポーツや音楽のように家族や友人と楽しめる娯楽の一つとして広め、多くの人に植物の魅力を知ってもらえたらと思います。そして、単に植物を販売するツールとしてだけでなく、植物を育てたり、飾ることによって、生活の中に芽生える会話や、ストーリー作りのお手伝いをしていきたいと思っています。
植物を飾るメリット
植物を飾ることには沢山のメリットがあります。インテリアとして貢献度が高く、無機質で殺風景な室内をオシャレに演出します。造花やフェイクグリーンと違い、日々成長する姿を観て、小さな幸せを感じることもできます。室内に居ながら森林浴に近い効果を得ることができ、自律神経を整え精神をリラックスさせ、疲労回復や健康維持にも効果があると云われています。緑は人間が昔から観てきた色であるため、観ているだけで無意識に安らぎを覚えるようです。また、近年の研究では、デスクに緑があると仕事の効率が上がりストレスを軽減させる、という報告もあり、働き方改革の一種として、『オフィス緑化』がブームとなり、メディアでも取り上げられるようになってきました。その他にも、空間の調湿効果や空気清浄など様々なメリットがあります。
植物の楽しみ方
植物の楽しみ方は多種多様で、樹形を楽しむ盆栽、枯れた花を楽しむドライフラワー、香りを楽しむハーブ、植物標本のハーバリウム等と幅広く、様々なニーズに対応することができ、今まで植物に興味がなかった人も気軽に楽しめるようになってきました。また、植物に付随して鉢選びも園芸の醍醐味で、様々なデザインの物が流通するようになり、好きな色やデザイン、お部屋や植物に合った形を選んだりと選択肢が増えてきています。最近では、水切れ防止の底面給水ポットや、日照不足軽減のライト付きポットなど機能的な鉢もあり、管理の手間を軽減できるようになりました。一方で、植物は好きだけど直ぐに枯らしてしまう…と、植物から離れてしまう声も多く聞きます。当然、枯れてしまうのは悲しいことですが、別な見方をすると、例えば切り花は根を絶たれているため鑑賞期間が短く、あっという間に枯れてしまいます。桜も、春に盛大に開花し、あっという間に散ってしまう。だからこそ美しいのです。枯らしてしまうことを恐れず、枯れることもひっくるめて園芸の趣として捉えみてはいかがでしょうか。
取扱商品
最後に
観葉植物の歴史は古く、江戸時代から始まったと言われています。しかし、日常的に植物を購入し、愛でる習慣のある人はまだまだ少ないです。都市化が進み、自然と触れ合う機会が少なくなってきた今だからこそ『園芸人口の増加』を目標に掲げ、植物の魅力や、愛でる喜びをより多くの人に知ってもらうために、植物と暮らすライフスタイルの在り方を様々角度から提案していきたいと思っています。